21日行った討論を動画でご覧下さい。
  *討論の全文は下に掲載しています。


 ただいま議題となりました日本政府の「核兵器禁止条約」決議案への反対に抗議し核兵器廃絶への転換を求める意見書について、賛成の立場で討論いたします。
 趣旨説明でのべられたとおり、核兵器禁止条約の締結交渉を来年開始する決議案を、賛成123カ国という圧倒的多数で採択したことは、核兵器廃絶に向けて新しい段階に入ることを意味します。
 核兵器禁止条約に、かりに最初は核保有国が参加しなかったとしても、国連加盟国の多数が参加して条約が締結されれば、核兵器は人類史上初めて「違法化」されることになります。あらゆる兵器のなかで最も残虐なこの兵器に「悪の烙印・らくいん」をおすことになります。そうなれば、核保有国は、法的拘束は受けなくても、政治的・道義的拘束を受け、核兵器廃絶に向けて世界は新しい段階に入ることになるでしょう。
 日本共産党は、「核兵器のない世界」への扉を開くこの画期的な動きを、心から歓迎しています。
 なによりこうした動きをつくってきたのは、被爆地ナガサキで「ふたたび被爆者をつくらないで」「生きているうちに核兵器廃絶を」と活動されている、「核兵器のない世界」を求める世界の反核平和運動―市民社会の運動です。被爆者を先頭に、日本の反核平和運動は、当初から一貫して、広島・長崎の実相を訴え、核兵器の非人道性、残虐性を告発してきました。核兵器の全面禁止・廃絶を求める国際署名に、この10年余りで、世界でのべ5000万人以上が賛同を寄せています。これら草の根からの取り組みが、国際政治を動かす大きな力になっています。いままた「ひろしま・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」が、世界で数億を目標に開始されています。
 いま1つは、圧倒的多数の途上国、先進国の一部を含めた諸政府の共同です。非同盟諸国が中心となってこの20年、国連総会で核兵器禁止条約を求める決議が提出され、毎年、圧倒的多数の賛成で採択されてきました。核兵器の非人道性を追及する国際会議が開催され、2015年の国連総会で、初めて「核兵器の人道的結末」についての決議が、加盟国の75%の賛成で採択されました。
  日本政府はこれまで、核兵器禁止条約の交渉開始を求める国連総会の決議には、採決に加わらない「棄権」の態度を取り続けてきました。今回の歴史的決議に「反対」の態度をとった日本政府に対し、唯一の戦争被爆国政府にあるまじき、国民の意思を踏みにじる態度として、厳しく批判いたします。
 そのうえで本意見書にあるように、政府におかれては唯一の被爆国として「核兵器のない世界」の実現にむけて、今後最大限の努力を果たすよう強く要請いたします。
 以上、賛成討論といたします。


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