宗男おじさんの戦争

  • 時代おくれ
  • 2017/8/26 19:53:38

 深夜に再放送されたNHKスペシャル「戦慄の記録 インパール」。概略程度には知ってはいたけど、ここまでひどい戦争だったとは・・・、息をのみました。作戦段階からその無謀性は指摘されながら、反対意見は「非国民」の一声でかき消され、実行された。

関連URL①:http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170815

 実際、作戦が実行される段階でも、当初の3週間の予定がドンドン先送りされたことにも驚く。死傷者の数も増える中、作戦中止の決定も遅れた。さらに驚くのは、作戦中止後の死者の数。生きて帰ることすら叶わなかった多くの兵隊たちの亡骸はそのままに・・・。

 もう、これ以上書くのもためらうほどの大惨事が繰り広げられていた現場。何なんだろうね、何がそうさせるんだろうね。戦後になっても、戦争責任は追及されなかったという事実、大本営や軍部、政府の無責任な対応にも怒りが芽生える。まさに「1銭5厘の命」でしかなかったのか。

 番組ラストの生き証人の言葉は、戦争の実態を浮き彫りにしたと思う。戦争になると粗末に扱われる命の典型だろうね。沖縄戦での、軍隊は住民を守らないどころか、軍内部でさえただの兵士は消耗品レベルの命だったというのか。

 先の大戦すら、そのほとんどは「不都合な真実」として覆い隠されて今日に至っていると実感する内容だった。 

 朝ドラ「ひよっこ」第80話で、みね子の叔父宗男おじさんが戦争体験、それもインパール作戦について語る件がある。宗男は凄惨なイメージを強調することなく、さらっと流したような語り口だったけど、「ひよっこ」で一番シリアスな場面だったと思う。

関連URL②:https://hublog.net/32378.html

 過去に学ぶのが人間の本質でありたい。その第一番は「戦争」だろう。そして二番目は、6年前の原発事故だろう。もう再稼働という形で、「原子力ムラ」の連中がうごめきだしている。いやな世の中だと思うけど、孫子の時代まで引きずっているわけにはいかない。どこかで歯止めをかけるとしたら、それは今しかないと思う。


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