ご冥福をお祈りいたします

  • 時代おくれ
  • 2017/8/30 23:30:00

 谷口稜曄(すみてる)さん。穏やかな方でした。何度か講演を聞いたことがあります。語り口は優しいのですが、その言葉の中に核兵器廃絶の強い意志を感じました。

 一番印象に残っているのは、ある1本の映画でした。1980年代当初、アメリカの国立公文書館にある被爆記録フィルムを買い取るという、10フィート運動が日本で始まり、所属する労働組合青年部でも協力して募金活動を進めていました。

 そして、買い取られたフィルムを構成して映画化が決まる中で出来た1本目が「明日への伝言」という映画です。その続編「予言」は、長崎のシーンから始まります。片渕町にあった旧原爆病院の1階待合室でのロケに参加。私たちは座っているだけですが、その廊下を谷口さんが歩いて行くシーン。

 背中全面が焼けただれた写真は知っていましたが、この時それが目の前にいる谷口さんだったんだと知りました。

 青年部時代を含め、山口さんや谷口さんが所属していた被災協にはお世話になりました。やさしく対応していただきましたね。特に協力いただいたのは、1982年以降の「非核市民の会」当時に開催していた「反核市民のつどい」でしょう。それから、1990年旅博の「愛と平和ゾーン」の一角になった平和公園でのイベントもそうかな。

 10月14日に「ゲルニカの絵作成コーナー」などを実施して、子どもたちに切り(ちぎり)紙で作ってもらいました。こういう時の拠点になったのが、平和公園のそばに建つ「被爆者の店」、被災協でした。

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 ノーモア・ヒバクシャの意思を引き継ぎ、次の世代が育ち、運動は継続されています。核兵器廃絶を永遠の課題とはせず、喫緊の課題として位置づけ、核依存の世界を切り替えていく歩みを停めない。すべては一歩一歩からしか始まらないけど、確実に歩んでいく。

 


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