今年の漢字

  • 時代おくれ
  • 2017/11/18 23:18:00

 毎日チェックするメールの中に、1通のアンケートがあって、あなたの「今年の漢字」を書いてくださいという内容。そうか、もうそういう時期かと思いつつ、アレコレ考えて思いついた漢字が「劣」という文字。もう、そのものです「劣化」の「劣」です。

 何で思いついたかっていうと、一つは政治ね。修復できない(かも知れない)くらいに劣化が進んだ政治(=行政・立法、それに司法もそうかな?)でしょうね。立法府としての国会のチェック機能がほとんど無い状況で、物事がドンドン決められ、選挙でも小選挙区制による1強多弱の政治が進められている点。政治にまったく緊張感が感じられない。言葉遊びをしているような国会の論戦。今年の国会を見ててつくづく思いました。そういうもの一切に対して思いついた漢字。

 そして、もう一つはモノづくりで世界を席巻していた日本の技術が終わるつつあるのではという思い。それは日産のあれですよ。「無資格検査問題」でしょう。スバルでも出てきたようだけど、地に落ちたって気がしましたね。つまるところ、技術者不足ってことだと思いました。

 日本の大企業が、利益第一主義で突っ走ってきて、いろんな現場で技術者の養成がほとんどできてなかった。その裏返しに、こういう問題が出てきていると思うなあ~。

 これからもっと起こる可能性の高い社会的インフラの劣化による、破損、損壊などもそうかも知れない。橋や道路、公的な建物、大小の水道管等など、すべての分野で起こり得る。それらを調査する人員、人材、資金などすべての面で不足している。その対応技術すら危ないかも知れない。これは公的な部分のみで、民間レベルまで広げるともう分からない・・・。

 日本は、特にバブル崩壊後、人を育ててこなかったし、それは今も続いている。人は頭数でしかなかったということでしょうね。正規の社員や職員が退職した後は、非正規や嘱託・アルバイトで頭数を充当するようなことが、日本全体で行われてきた。人を大事にしなかった雇用政策としての問題です。

 増税ばかり先行して、住民税や所得税を払えないような労働者もいるし、さらに社会保険からも外されるような労働者もいて、自主的に国民年金や国民健康保険に留まるようなことがずっと続いている現状。いろんな意味で労働者の自立が阻害されている時代と言えないか。

 こういう部分に目を向けて、政策化し政治にしていくような社会であってほしいね。今のアベ政治にはできないことだと思う。


  • コメント (0)
  • トラックバック (0)
トラックバックURL :
http://n-log.jp/tb.cgi/279986