九州商船のスト

  • 時代おくれ
  • 2017/12/24 20:41:27

  この時期、毎日のように九州商船の労使交渉について新聞はじめ報道があってます。ターミナル付近を走る宣伝カーを何度も見ました。労働組合は明日25日からストライキを構えて要求実現を迫るような展開になっているようです。

関連URL:https://www.asahi.com/articles/ASKDP2D4PKDPTOLB002.html

 ジェットフォイル分野での会社の動きについて労働組合が警戒するのは当然のことと思うし、人事上の配置となれば労働条件に関わる内容として、労使交渉事項にもなり得るものです。でも、解決に至るには労使の間で溝が深いようですね。あまりに隔たりがあると信頼関係の問題になってきます。労働組合運動を経験した者として十分理解できます。

 ただ、そういうオジサンの正直な気持ちです。ストライキを戦術配置する場合の日程の設定について、何故年末年始じゃなければならなかったのかという部分が引っかかってます。戦術的に、一番効果的な時期として年末年始を選んだとしたら、それは本当にベストな選択だったのかと思います。

 労働争議には労使だけではなく、実は住民や利用者の共感も大きく影響してきます。例えば市役所がストライキをする、市立病院がストライキをする、そういう場合機械的に決定する、つまり中央組織の指示通りに配置することもありますが、もし単独実施だったり、日程時間については単組の判断を優先するとか、いろんなケースが想定されます。スト実施については、日程と実施時間をどう配置するかは一番重要なポイントでもあります。

 TVや新聞でのニュース報道だけで判断するには、あまりにも情報が少ない気もしますが、それでも、オジサンはこの時期は避けて欲しいと思いました。

 九州商船の利用者、そして一般住民の理解を広げることを視野に入れた闘争・戦術で要求の前進を図るような方向性はないのか? 組合側の一定の配慮を受けて、会社側から譲歩を引き出すような方向性は見いだせないのか。本当に難しい問題ですが、この時期のスト突入は、逆に闘争そのものがマイナスのイメージに受け取られるのではないかと心配です。

 一頃とは違い、ストライキ自体がほとんど実施されないような昨今の労働情勢の中、毅然とストを配置した九州商船の労働組合の闘いにエールを送る一方、懸念も感じたので拙ブログで取り上げました。

 PS:日本海員組合の戦時徴用拒否の闘いは素晴らしいと思っています。あの大戦の教訓を活かす取り組みには賛同します。公務員労組の「二度と赤紙を配らない」、教職員労組の「教え子を戦場に送らない」、その背景と完全に一致するものです。

 


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