インレットマニフォールドのタールEGRバルブ べたべたマニフォールド       過去の作 業ですがこんなこともやりましたとのご紹介です。 船も一段落してあまり書くこともなくなったので思い出しながら書いてみます。

我が家の車はML270というディーゼル車ですが、ヨーロッパの排気ガス規制に適合させるためにEGRと触媒が使われています。 このEGR、当然排気ガスを吸気に戻すのですが、ディーゼルのためカーボンが多く、このカーボンとブローバイガス還元時に一緒に出てくるエンジンオイルと混じってタール状になり吸気系に溜まってしまうとのこと。 知らなきゃ知らないままで済んだんでしょうが、MBのフォーラムで関連記事を見つけてしまいました。 我が家の車はどうかなと気になってインタークーラーからEGR制御バルブに行ってるエアダクトを外してバルブを覗いてみると結構黒いタール状のものが溜まっています。 ちょうどアイドリングが安定しない症状もあることから思い切って自分でも掃除をやってみることに。 土日の2日くらいで出来るつもりで始めましたが思ったより大変で、しかも工具不足もあり、結局2週間ほどかかってしまいました。

ベンツのエンジンはトルクスネジという特殊なねじが使われています。 このねじ、普通の6角のソケットでも何とか作業は出来るのですがこれが災いの元にーーー。 普通のボックスレンチを使いながら 吸気マニフォールドを取り外すためエンジンの上のほうからばらしていきます。 化粧カバー、燃料フィルター、パワステオイルリザーブタンク、その他もろもろ、中でも厄介なのがEGRクーラー、狭いとこに押し込んであるうえに冷却水のホースとかいろいろとつながっています。 悪戦苦闘しながらマニフォールドの上に乗っかっている部品を外してしまい、何とかマニフォールドをはずせるところまでたどり着きました。
外した部品と止めねじはセットにしてメモも書いて保管しておきました。
さてさてもうちょいとと思いながらマニフォールドをエンジンブロックに固定しているねじを外していきます。 ところがここまで来て問題発生、硬く締まっていたトルクスねじを普通のボックスで力任せに緩めようとしたら頭をなめてしまいました。なめてしまったねじ このねじマニフォールドの下側で手が入らず、ラチェットのエクステンションでやっと届く場所にあります。 登山で言えば8,9合目で頂上を目前にしてのトラブルです。 ここまで来て撤退したくないのでホームセンターに工具を探しに行きましたが合いそうなものは見当たりません。 実はこの時点まで、この星型のねじがトルクスネジと呼ばれていることも知りませんでした。 星型ナット、とか スターナットとかキーワードを試しながらウェッブ検索、やっとのことでトルクスネジとの呼び名と専用のラチェットソケットの販売サイトに到着。 早速注文して工具がつくまでお休みです。 嫁さん、ばらばらになってしまって頓挫しているエンジンルームを見て「これ、元に戻るの?」なんて素朴な質問、はい小生自身正直どうなることやらと思っていました。  待つこと3日で工具到着、喜び勇んで作業再開、ところがこのソケットなめてしまった頭に入ってくれません。 頭の部分の変形が大きすぎて邪魔してるようです。普通ならやすりでちょいと整形して先に進めるところですが  先にも書いたように手が入る場所にありません、ましてやすりなんてなおさら無理。 次善の策としてラチェットのエクステンションの先にソケットを付けた状態でハンマーで叩き込むことに、でもまたぞろ問題でハンマーの振りしろがありません。 うーん、ここで下山を決心するかとも思いましたが、気を取り直して、嫁さんの工作用の小さな金槌とか、ハンマーを横にしたりして、こつこつと叩いてみることに。 効いてるんだか効いてないのか分からないくらいでしたがしつこく、しつこく叩いているうちに、何とか入ってくれました。 また、頭のなめなおしをしたくないので入り具合を何度も確認、ラチェットをつないで恐る恐る力を加えていくとーー、パキンと音がしてねじが緩んでくれました。 このときのうれしかったこと、一時は撤退も考えたのですが、最後の難関を越えて山頂が見えたようなものです。 後は尾根伝いに山頂まで。 やっとの思いで吸気マニフォールドを取り外すことが出来ました。 後は中に溜まったカーボンとオイルのべたべたの掃除です。 大きな金だらいの中に突っ込んでブラシと灯油でごしごし洗います。 EGRバルブにもたくさん付着していたのでこちらも清掃。 吸気ポートポート掃除耳かきエンジンブロックの吸気ポートはさすがに灯油で洗うわけには行かないようですから、100均ストアーで竹製の孫の手を買ってきて、耳垢掃除よろしくかき出します。 吸気ポートのタール結構溜まってました、これで吸気効率UPーーパワーアップを期待。 一番の効果は、このエンジン、インテークに2つのポートが合ってバタフライバルブで低低速時と高速じで使うポートの数を切り替えています。 低速時はポートを一つにしてスワール(渦)を強くして燃焼を助けるらしいです。 このバタフライバルブはプラスティック製で、たまにカーボンとオイルのタール状の付着物で動かなくなることがあるらしいのですが、この掃除でこのトラブルを未然に防ぐことが出来ることかもしれません。 開きっぱなしで固着してしまえばたいした障害にはならないようですが閉まりっぱなしだとエンジンが吹けなくなるとか。

ここでまた嫁さんの素朴な質問「これって何の効果があるの?」 で私の返事は「高速で走るときに力が出るようになるんだよ。かな?」 本当に違いが実感できるかどうかは大いに疑問ですが、乞うご期待。


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