船底の手入れ後初めての出港、今日は風は少し強めで一日中吹きそうです。
まだまだ一人で出る自信はないので今日も凪男君に助っ人依頼。
さて、ベニヤ板で即席で作ったダミーダガーボードの効果はいかほどでしょうか。

オリジナルは鉄製で勝手に下りるんでしょうがダミーはベニヤ板なので押さえつけないと浮き上がってしまいます。
DSC_0009DSC_0010で、こんな押さえ板とクランプで押さえてしまいました。

港を出て沖合で帆をセットしましたが波に揺られて結構大変でした。今日はボルトロープをスライダーに変更して初めてのセットです。
帆のセットも終わり帆走開始、凪男君の第一声「あ、上りが違うよ!」だって。
私にはよくわからなかったんですが確かに今まで登るのをあきらめていたような角度でもまだ上ってくれるようです。

しばらく走っていて上りの性能以上に実感したのが今までより格段に直進性が良くなったこと。
今まではちょっと気を抜くとすぐに方向が変わってラダーの操作に気を使ったんですが手を放した状態でも勝手にまっすぐ走ってくれます。
これだったらオートパイロットの必要はあまり感じません。
ということで、2人でベニヤ板ダガーボードに乾杯しました。

で、弁当食べてる間 手放しの上りで勝手に走ってくれて5.5ノットを記録、いやー本当に気持ちよく走ってくれました。
ま、山本さんのST27だったら簡単に6ノットオーバーなんでしょうけど。
SB2はずんぐりむっくりの船体にガフリグですからね、ない物ねだりはしないことにします。

こうやっているうちに船内からカラカラカラといった感じの音が聞こえてくるのに気が付きました。
今までの帆走の時にはあまり気づかなかったんですけど何だろうと思って音の原因を探したらプロペラが水流で回されてシャフトでつながっている減速ギアが回っている音でした。
以前帆走しているときにシャフトを見に行ったことがあるんですがこの時にはシャフトは回っていなかったような記憶があります。もしこの記憶が間違いでなければエンジンマウントを交換した時にシャフトとエンジンの芯がうまく合って軽く回るようになったのかもしれません。
ペラって帆走の時は抵抗になるだけだよねって思っていましたが回ってくれればその分抵抗は減るはずですよね。 よしよし!

しばらく走り回って楽しんでるうちに帰港の時間、追い風です。
追い風で走るのは難しいしスピード感もないのであまり好きではないのですがクオーターリーくらいで今日の最速6.5ノットオーバー、機走より早い速度を記録しました。

さて、港に近づいたので一つ外側の波の少ない防波堤裏側でセイルを下ろそうとするのですが頑として下りてくれません。
今回ボルトロープをスライダーにしたんですがどうやらこのスライダーが引っ掛かってしまったようです。
仕方がないのでガフを目いっぱい下げてメインブームからセイルのフットを抜き、マストに縛り付けて風を逃がせるだけ逃がして港に入ることにしました。

港に入っても結構な面積のセイルが残っていますし風も強いのでぐんぐん流れます。
お尻からの着岸は無理なので今回は頭から突っ込みました。
係船ロープは掴んだものの風の圧力が強くて2人で一生懸命ロープを引いてやっと係船完了。
もう喉はカラカラ、水を流し込んでやっと一息つきました。

さて、係船はしましたがセイルを下ろさなきゃいけないので家まで急いで帰って伸縮梯子を持ってきました。
こんな時にはマストの低いガフリグは助かります。
DSC_0008登ってみてわかりましたがスライダーがしっかり頭まで溝の中に潜り込んでにっちもさっちもいかない状況になっています。
どんな拍子にこうなったのか判りませんが少し上側にマストの溝が変形した部分が有ってここで潜り込んでしまったのかもしれません。
大きなマイナスドライバーとハンマを使ってスライダーをこの部分まで移動させて頭の部分を引っ張り出し、やっとセイルを下ろすことが出来ました。
ここでもう一つおまけのトラブル、今度はガフのグースネックも引っかかって下りてくれなくなりました。何でー?
詮索している暇もないのでこれもハンマーで叩いてやっと下ろしました。
どうやらヨットにハンマーは必需品のようです。
アメリカでは「Big hammer fixes everything.(大きなハンマーはなんでも治せる=大きなハンマーに直せないものはない)」という言葉があるくらいですからね。

このトラブル2人いたから何とかなりましたが一人での対処は無理だったように思います。
エンジンと帆のスライダーが何の問題もなくなるまで一人での出港は無謀と言えるようです。
今日は凪男さんに感謝の日になりました。
「お世話になりました。」

それにしてもベニヤ板のダガーボード効果はてきめんでした。
すぐに折れてしまうかもと心配しましたが結構強い風にも耐えてくれたし予想外の好結果。
ただ、防水塗装などはいい加減なので何時まで持ってくれるか気になるところです。


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