今にして思えば、僕にとっての最初のアイドルは「コメットさん」の九重佑三子さんだった。
1968年の夏、メキシコ・オリンピックが開催されていたとき小学校4年生だった僕は、オリンピックの衛星中継に熱中する家族に裏番組「コメットさん」を見せろと猛抗議したがまったく相手にされず、泣き崩れたというかすかな記憶があります。(当時もちろんビデオ録画なんて夢)

しかし、僕は九重佑三子にホレたわけではなく、遠い星からやってきて魔法で事件を解決する明るい住み込みお手伝いさんの「コメットさん」にホレていた。
だって「コメットさん」以外での九重佑三子さんをオッカケた覚えがない(~_~;)


「コメットさん」放送終了後、フランスから「黒船」がやってきて小5か小6の少年はクラクラになってしまいました。

フランス人形、ダニエル・ビダルでありました。


なんて可愛いのだ!こんなお人形さんみたいなのが本当に存在するのか!なんて愛らしい声で歌うのだ!あんまり上手くないけど!

初めて自分でアルバムを買いました。
しょっちゅう日本に来てたようで(本国より日本での方が売れてたのでしょうね、きっと)テレビのバラエティ番組にもよく出ていました。

長崎でコンサートがあるという情報を聞き、ぜったいぜったいコンサートに行く!行きたい!行かせて!と母親に懇願したのですが、たしか主催が労音?かで、「会員」にならないとダメとかなんとか言われ、小学生の僕はそれ以上我を通すこともかなわず、またも泣き崩れたのでした。

仕方がないのでビダルが出演するテレビにかじりつき、CMも見逃さず、蓄音機でたった1枚しかないアルバムを何度も何度も聴き・・・。

ま、今の倅たちがAKBを追っかけるのもわかるような気もするのですがあの当時「外タレ」はそういなかったし、芸能人でも今ほどカワイ子ちゃんは多くなかった時代ですから、ひときわビダルは可愛かったわけで。

曲もいろいろヒットしましたよ。
デビュー曲「天使のらくがき」から「カトリーヌ」「ピノキオ」など。

動いてる映像は探せませんでした。
有名な曲ですが「オー・シャンゼリゼ」をお気楽ソングとして採用(^^♪

   シャンゼリゼには シャンゼリゼには
        晴れでも 雨でも 昼でも 夜でも
           シャンゼリゼには何かしたくなることがある


日本人の頭脳に、「夢があふれる、明るく気さくな街=シャンゼリゼ」というイメージをまちがいなく植えつけた曲でありました。

ダニエル・ビダルという黒船アイドルによって。




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