こらぼること

  • area51
  • 2015/1/07 22:45:20

今年は昭和90年。

ちょうど30年前の昭和60年の8月12日に日航ジャンボ123便機墜落事故が起きた。群馬県の御巣鷹山にその残骸は散らばった。
乗客乗員524人のうち生存者はわずか4人。520人の犠牲者の一人が歌手・坂本九だ。
坂本九がこのとき亡くならなければ日本の芸能界・音楽界は今とは大きく違っていたと思う人は少なくないだろう。(日本のテレビや歌謡界は今よりずっと「まとも」だったろうと僕は思っている。)

永六輔、中村八大とのいわゆる六八九トリオが生んだ「上を向いて歩こう」や「見上げてごらん夜の星を」などは九ちゃんが21、2歳のころの作品だ。
それほど2枚目でもなく、圧倒的に歌がうまいわけでもなく、ニキビ面と憎めない笑顔がトレードマークだった九ちゃんが絶頂期のとき、僕は小学生だった。当時はそれほどすごい人だとは思わなかったが、今になってバリバリのころの九ちゃんをもっと見ておけばよかったと思うのだ。
日航機事故に関しては多くの情報が得られる。九ちゃんが事故を回避できた可能性も高かったこともわかる。
でも、きっと運命ってこういうことなんだろう。
それがとてつもなく大きな損失だったとしても。

さて、歌手の平井堅と九ちゃんのコラボ「見上げてごらん夜の星を」を見た方も多いだろう。
 

どちらの歌の方が胸に響くかは別として、今の技術ではこんなことが簡単に(?)できるからスゴイ。

この故人とのコラボのさきがけは言うまでもなくナット・キング・コールとナタリー・コール父娘の「Unforgettable」だろう。
こちらは親子とはいえ、男女なのでキーを合せるのに苦労したのではないか?故人の歌声は変えるわけにはいかないのだから、娘ナタリー・コールの圧倒的な歌唱力があったからこそ実現できたのだと思う。

 

今後もこの試み(故人とのコラボ)は増えるかもしれないが、そこに故人への大いなるリスペクトと共に、上質の音楽性や歌唱力がなければ何の意味もないことは言うまでもない。

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