「シン・ゴジラ」の後、さほど書きたいこともなく、リオ五輪と共に8月が過ぎ、寝ようと思い、一旦PCを閉じたのだが・・・。

8月28日、83歳で亡くなった俳優ジーン・ワイルダーのことを書かなくちゃと思い、スイッチオン。
「ジーン・ワイルダー」の画像検索結果

あんまり知ってる人は多くないかもしれないけど、僕はこの人がかなり好きで、それは何といってもあの怪作
「ヤング・フランケンシュタイン」(1974)にハマったからだ。
といっても「ヤング・フランケンシュタイン」も知らない人が多いだろうけど気にせず書きます。
まともな人間は一人も出てこないといっていいこの映画の中でジーン・ワイルダーは、ごく真面目な科学者でありながらしだいにマッド・サイエンティストとなっていくのだが、御覧の通りの何ともすっとぼけた顔なので、真面目なのかマッドなのか見分けがつかず、その真面目ぶりとマッドぶりが最高に可笑しいのだ。名コンビだった監督メル・ブルックスはジーンに最高の役を割り当て、最高の共演者を与えたと言える。
フランケン役のピーター・ボイル、アイゴール役の怪優マーティ・フェルドマン(なぜかこの人の背中のこぶは右に行ったり左に行ったりする。メル・ブルックス監督の「サイレント・ムービー」でも好演。)、婚約者役のマデリン・カーン(素っ頓狂だ!)、助手?役のテリー・ガー(僕はこの女優さんが大好きだった。この映画で唯一まともな役か)、それに家政婦というか屋敷を仕切っているクロリス・リーチマン(この人が名前を呼ばれるたびに必ず屋敷の馬がいななくのだ。役名はブルッハーなのだが、その意味が馬の皮から作る「ニカワ」だから、という説あり。日本語吹き替え版では役名が「バニク・クー」となっていたが、それはそれで可笑しくて大笑いした。「バニク・クさん!」「ヒヒーン!」これを何度も繰り返すのだ。)、それから本筋とは関係なく盲目の老人を演じているのがジーン・ハックマン(1971年に名作「フレンチ・コネクション」で主演男優賞を総なめにしたハックマンは、その後「ポセイドン・アドベンチャー」「スケアクロウ」「カンバセーション」と立て続けに話題作に出演して飛ぶ鳥を落とす勢いだった。)など魅力ある人物ばかり。
そんなメル・ブルックス組で座長的な輝きを放っていたのがジーン・ワイルダーだった。

70年代~80年代、映画はお茶目だった。
そんな時代に輝いたジーン・ワイルダー、さよなら。
 



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