映画/この世界の片隅に

  • area51
  • 2016/12/02 00:09:34


久しぶりに「映画の日」を利用させてもらいました(^^)/

以前に読んだ伊坂幸太郎氏の小説の中に、「そのヒトの本質は年表にないところにある」みたいなセリフがありました。
年表に表されている部分はいわば「公」の部分。それを除いた部分こそがヒトの人生の本質であると。
僕は伊坂さんの大ファンというわけではないけれど、このセリフはとても印象深く残っています。

「この世界の片隅に」は広島の「公」の部分からは一歩離れたところでの人の営みを描いています。
昭和8年から始まり、穏やかな、日本の原風景のような広島での暮らしの中で「すず=のん」はのほほんと育っていきます。そんな中で光陰矢のごとく月日は過ぎ・・・。
広島に「あの日」が近づくことを僕たちは分かっていて、僕たちはすずの運命を憂い、願います。
ヒーローもヒロインもおらず、時空を超えるわけでもなく、水彩画やパステル画のような広島と呉の風景の中で泣き笑いする貧しい人々(戦中戦後は誰もが貧しかっただろうけど)が描かれるだけなのに、生きる意味や思いやりの心や切なさが画面から溢れてきて、目が離せない。

すず役の「のん」は広島弁で2時間話し続けます。
その朴訥とした語りと、描かれる「すず」のけなげな佇まいによって、決して幸福ではない「この世界」にすうっとさわやかな風が吹いている、ような気がします。

 

  • コメント (2)
  • トラックバック (0)
トラックバックURL :
http://n-log.jp/tb.cgi/276804

コメント

いろいろと造詣の深い方のような気がして、映画とは何にも関係ないのですが、ここに弱音を吐かせてください。・・・・・
      ・・・・・
 内容は恥ずかしくて公にできません。
 自分の選択に後悔をしています。

懺悔をしているかのようで申し訳ありません。

明日、朝陽が部屋に差し込んだら
なかったことにしてください。


 

  • Posted by englishrose
  • at 2016/12/03 00:58:03

>englishrose さま


4日、福岡行きのため早起きしましたらまだ朝陽がさしてませんでしたが、なかったことにしましょう(*_*;

ちなみに僕は、困ったときは「命取られるわけじゃなし」と開き直ることにしております。

  • Posted by area51
  • at 2016/12/05 18:52:09